家の近くの小さな花壇で撮ったマルボシヒラタハナバエというハエです。ハエですど、きれいだと思いませんか。大きさはかなり小さくて5、6ミリくらいです。ハナバエ(花蠅)という名前ですが、ヤドリバエ(宿り蠅)の仲間です。
ヤドリバエは、他の虫に寄生してその幼虫を餌にして育つという生態です。寄生する虫は種によって決まっていて、このハエの場合はシラホシカメムシというカメムシの仲間を専門にしています。
シラホシカメムシは、イネ科の植物の害虫とされていることから、このハエをカメムシ駆除に使うというようなことがネットに書かれていました。そういうわけで、この虫はハエだけどきれいで、しかも役に立つ奴ってことになります。