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虫の和名について考える


画像は、ヒメツツハキリバチという8mmくらいの小さな蜂です。ハキリバチ(葉切蜂)の仲間ということで、植物の葉を切り取って巣にして、子育てをする習性であることから、花や作物の葉を痛めることから害虫とされています。

この蜂の種類を調べるために他の方のブログを読んでいると、この蜂は昔の和名はチビハキリバチと言われてたそうですが、「チビ」が差別的表現ということで、「ヒメ」…に変えられたとか。チビが差別的かどうかは別にして、この昆虫の和名によく使われるヒメという接頭辞(?)に違和感を感じます。ヒメアカネ、ヒメアカタテハなど、よく見られる標準種に比べて小型という意味で名づけられるのでしょうが、ヒメ(姫)には、どうしても性別的イメージがあり、メスの方に何か特徴があるとか、そういった意味合いがある場合に限った方がいいのではないかと思います。

昆虫ではないですが、蜘蛛の場合、メスが交尾の後オスを食っちゃうことが多いため、ジョロウグモ(女郎蜘蛛)やセアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛)のように、ある意味えげつない和名がつけられています。きわめつきは、動物ではありませんが、オオイヌノフグリ。。。あんな可愛らしい花なのに、この名前はない。「春青花」みたいの和名に変えてあげてください。そもそもどこに言っていけばいいのか。

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