メニュー 閉じる

樹液を吸うヒメスズメバチ


メイン画像は、ヒメスズメバチと言って、スズメバチの中ではやや攻撃性の低い種です。主にアシナガバチの巣を襲うそうです。アシナガバチは、蝶や蛾などの幼虫を主に狙うことから、チンピラを片付けてくれる強面氏は、他の昆虫からはいい奴と思われてるかも知れません。

とは言え、スズメバチですので、襲って来て刺されたら大変です。だいたい、この種なら、5mから10mくらい逃げたら追いかけて来なくなりますが、気の荒いオオスズメバチになると30mくらいは追いかけてくると言います。

では、凶暴なオオスズメバチとヒメスズメバチを見分けるのをどうしたらいいかというと、お尻(正確にいうと腹)の一番最後の節が黒いのがヒメスズメバチということで見分けが付きます。ただ、よく見ないとわからないので、判別しているうちに刺されるので、判別法としては問題ないですが、緊急の際の実用性はありません。ですので、飛んで追いかけてくる素振りを見たら逃げるしかないとは思います。

ちょうど近くでアシナガバチ(サブ画像)も撮りました。見てもらうと口に何か咥えているのがわかると思います。これは蝶や蛾の幼虫を捕らえて、肉団子にしているところです。そして、このハンバーグ状の餌を巣に持ち帰ります。子どもはみんなハンバーグ好き、それは人間も一緒です。

関連するコラム