メニュー 閉じる

ヒヨドリかと言うなかれ


ヒヨドリ(鵯)は、とても親しみのある野鳥です。スズメ(雀)、カラス(烏)、ハト(鳩)の次くらいによく見る鳥じゃないでしょうか。
野鳥撮りは、ファインダーを覗いてヒヨドリだと「なんや、ヒヨか」とカメラを下ろしてしまうくらいポピュラーな鳥。ギャーギャー鳴くし、サイズがそこそこ大きいから気弱な他の野鳥が寄り付きにくくなるから、下手したら厄介者扱いにしたりします。

この前の週末、たまたま一緒になった野鳥の会らしき年配の女性から、そんなヒヨドリがお好きという話をお聞きしました。なんでも、ヒヨドリは、日本と朝鮮半島にしかいない鳥だから、外国の方には珍しいらしいです。だから、インスタでも結構海外から「いいね!」が来るんだそうです。

調べてみるとサハリンから日本を通り、朝鮮半島の南部をかすめて、台湾くらいまでの地域に限定的に分布しているみたいです。まるで、古代の倭人の足跡のようです。
そういうことを聞くと、急に可愛く思えてきます。不思議なものです。

関連するコラム