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ジョウビタキは放火犯?

ジョウビタキは、冬には街の公園や住宅地でも見られるポピュラーな野鳥です。漢字で書くと「尉鶲」と、パソコンで表示はできても書けそうもありません。名前からわかるとおりヒタキ(鶲)科に分類されるのですが、ヒタキとは何ぞやということです。漢字ではこんな難しい字を使いますが和語でいうと「火焚き」となり、鳴き声の間に挟む「カッ、カッ」という音が、火打石で火を起こしているように聞こえるからこの名がついたと言われています。ひょっとしたら、昔の日本人は、山火事はこの鳥が原因だとか思ってたのかもしれません。

もちろん、この説は完全な濡れ衣ではありますが、鳥類で他に放火が疑われる「奴」がいます。カラスです。カラスは、焚火の後のまだ燃え切っていない炭を咥えて持って行く「趣味」があるらしいのです。カラスは頭がよく、本能的な行動だけでなく、楽しむ、遊ぶとしか思えない行動を取ることが多いです。必要以上に逃げるトビを追い回す、ガラスや金属片など光りもののをコレクションする、声真似(声真似が結構うまい)で飼い犬をからかうとか。

ジョウビタキ
ジョウビタキ

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