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南への旅人と秋の訪れ

自宅近くの川沿いで、マーキングされたアサギマダラを見つけました。翅には手書きの記号があり、どこかで誰かがこの蝶の旅路を記録していることがわかります。南へ向かう長い旅の途中、しばらくの間、この場所で羽を休めていたのでしょう。

この蝶が集まっていたのは、ミズヒマワリの花の周り。毎年、アサギマダラがふわりと飛んでくると、「秋が始まったな」と感じます。軽やかに舞う姿は、暑さの名残が残る空気に、ほんの少し涼やかな気配を運んでくれるようです。

しかし、そんな美しい光景を眺めながら、私はというと撮影の最中からくしゃみと鼻水が止まらない状態に。なんとか撮り終えた後、これはただの風邪ではないと感じ、医者へ行ったところヨモギの花粉が原因と判明しました。春のスギやヒノキとは縁がないと思っていたのに、まさか秋にこんな形で花粉症デビューするとは……。

アサギマダラの優雅な旅と、自分のくしゃみまみれの撮影を思い返すと、何とも言えない気分になります。それでも、この蝶が今年もここへやってきたことは、やはり嬉しいもの。花粉症の薬を飲みながら、また来年もこの姿を見られることを楽しみにしようと思います。

アサギマダラ
アサギマダラ

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