暑さに耐えかねて、早々に喫茶店へ避難しました。冷房の効いた店内で一息ついていると、店のマスターが「そこの池に鳥がいるんやけど、なんやろな?」とスマホの写真を見せてくれました。ぱっと見ただけでは判別できなかったので、せっかくだから帰りに池へ寄ってみることに。
実際に足を運んでみると、その鳥の正体はバンの親子でした。バンは水鳥の仲間ですが、カモのように水面を泳ぐだけでなく、陸上での活動が多いのが特徴です。池の岸辺を歩きながら餌を探し、時には雑草の種や水辺の小さな生き物をついばみます。その姿をじっと観察していると、どことなく小型の恐竜を思わせるような歩き方をしていることに気づきました。
カモがスムーズに水面を滑るように泳ぐのとは対照的に、バンは長い脚と指をしっかり使って、水草の上を器用に歩き回ります。たまに頭を前後に動かしながら慎重に進む姿は、まるで現代に生きるミニチュア恐竜のよう。鳥が恐竜の子孫であることを改めて実感する瞬間でした。
暑さのあまり避難した喫茶店からの、思いがけないフィールドワーク。バンの親子の姿を眺めながら、ほんの少しだけ涼しい気分になりました。