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ベジタリアンなヤブキリの幼生


昨日雨の止み間に撮ったタンポポの花の上にいるヤブキリの幼生です。ヤブキリはバッタ系昆虫なので芋虫時代はありません。一番近い仲間はキリギリスです。とてもよく似ています。見分け方は背中の線の数で、ヤブキリは1本で、キリギリスが2本、、、最近知ったんですけど。以前は脚の長い方がキリギリスという感じで区別していました。

ヤブキリやキリギリスは、成虫になると鳴き声はすれど姿(草むらの中)が見えぬという状態になるのですが、この時期、タンポポなどの花の上にのっている図が多いです。それは、成虫になると他の虫などを食う肉食になるのですが、幼生時代は花粉や花弁を食べるベジタリアンだからのようです。ですから、こんなに目立つ花の上に乗っかってしまうんですね。寄生蜂や鳥の恰好の餌食になりますが、そこは数で勝負ということでしょうか。

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