週末の同じ日に撮った2枚の蝶の写真です。
1枚目は、ヒオドシチョウというタテハチョウ仲間。この個体は昨年の夏頃に成虫になり、成虫のまま冬を越して春に産卵します。ヒオドシチョウは成虫の期間が長いライフサイクルの蝶で、翅がボロボロなのも納得できます。
2枚目は、ミヤマセセリというセセリチョウの仲間。セセリチョウの仲間では珍しく、翅を開いて止まることが多いのですが、この写真では翅を閉じています。ミヤマセセリは春の数週間だけ成虫で、産卵をして幼虫で冬を越し、春に成虫になります。
2種とも、1年に何回も代を重ねる蝶類の中では長命ですが、どちらの人生が幸せか、考えてしまいます。