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初夏のアサギマダラ

アサギマダラ
アサギマダラ
アサギマダラ
アサギマダラ

写真は、先週末に甲山付近で撮ったアサギマダラです。
数千キロも旅をすると言われるアサギマダラは、この地域(兵庫県南部)では9月後半から10月前半によく見かけます。マーキングによる調査では長野や岐阜の山岳部あたりから九州や南西諸島に移動する途中でこの辺りに立ち寄るらしいです。

初夏にはぐっと少ない頭数ですが、逆に南から同様のルートを北上するということなので、写真の個体はその一派なのでしょう。確かに数は少ないと思います;私も初夏に撮影したのは初めてです。

調べてみると、この時期に北上するアサギマラは、ほぼ日本本土南部(九州・四国)で幼虫越冬した個体で、台湾や南西諸島から飛来したものではないというのです。これはどういうことなのでしょう。日本の中部地方から南へ飛んで行った大半の蝶たちはどうなってるんでしょう。数少ない本土越冬組みのみが信州あたりで爆発的繁殖するということなんでしょうか。それならば、なぜ秋にそんなに不必要とも思われる南方まで行ってしまうのか?写真を撮るばかりで研究していないので、そのあたりは不詳、、、とにかく、それでバランスが取れているというのは、自然界の不思議です。

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