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このご時世に甘い汁を吸う奴ら

こんな非常時にも関わらず、こっそり甘い蜜を吸っている奴、きっといますよね。悪徳商人か、彼らです!写真は、ヒオドシチョウとキタテハという、どちらもタテハチョウの仲間の蝶です。

写真の右側がヒオドシチョウ、この春生まれた成虫で、このまま成虫で越冬して来春まで生きる個体だと思います。撮影させてもらっただけの縁ですが、どうか来春まで生き抜けるように祈りたいです。

もう一方のキタテハは左側。こちらもおそらく今春生まれた個体で、秋までに代をつなぎ、こちらは秋に生まれた個体が成虫で越冬します。それぞれ、初夏に現れるものと秋に現れるものを、夏型、秋型と呼びますが、同じ種でも姿、形がずいぶん違います。写真は先週末撮ったものなので夏型ですが、秋型は翅全体がもっと角張っていて、翅裏色がかなり濃くなります。

サイズは、ヒオドシチョウがボクシングでいうと、ミドル級、キタテハは、ウェルター級くらい。ちなみにクロアゲハやカラスアゲハがヘビー級、モンシロチョウあたりがライト級、シジミチョウがフライ級と言ったところでしょうか。バタフライだから、みんなフライ級という説もあります。

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