カッパドキアの施工者
梅雨だから当然ですが、それにしてもよく降りますね。今日も雨です。
写真は、この水気の多いシーズンを利用して家づくりに励む泥蜂の仲間で、エントツドロバチといいます。ミツバチのように集団で暮らさず、個別の巣を作ります。巣はおそらく一度は見られたことはあると思いますが、倒木の隙間や人家の壁に泥でカッパドキアのような形のものを作ります。長い煙突のような泥の巣を作ることからエントツドロバチという名になりました。写真は、ちょうどその材料の泥を固めて運ぼうとしているところでしょう。
この蜂は、穴を掘るジガバチと同じように狩りをします。卵を産んだ巣に、蛾などの幼虫(青虫)をさらって来て、蓋をしたら、子育て終了!後はカッパドキアの蓋を閉めれば、中で蜂の幼虫が青虫を食いながら育つというわけです。
それからこの蜂は、大きな仲間分けでアシナガバチに近いカテゴリーなので、一応刺すようです。観察の際は、お気をつけください。。。自分がね(笑)