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くるくるまわるハシビロガモ

ハシビロガモというマガモ属の鳥を撮影したものです。そに名のとおり、平らに広がった嘴をしています。この動画の中で、なぜ彼らが流れもない池でクルクル回っているのかというと、それは水底にいる微生物(主に植物性プランクトン)を渦を起こして浮き上がらせるためです。浮かせて水面まできた微生物を平たい嘴で漉くようにして食べるという寸法なのです。

この時は2羽だったので、こんな個人プレイ的な感じですが、もっと数が増えると輪になって並んで泳いで、大きな渦を作る時もあります。

同じマガモ族のカモには、シンクロのように逆立ちして水中の餌を食べるオナガガモのようなのもいれば、陸で草の種を探すヒドリガモのようなのもいます。きっと、餌取り作法の多様さがマガモ族の繁栄を支えている一つの要因でしょう。けど交雑(種を超えたカップリング)した場合はどちらのお作法になるのでしょうかね。

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