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内陸の都会に進出したイソヒヨドリ

イソヒヨドリ
前回(10月10日)の『ダーウィンが来た』の主役はイソヒヨドリでした。元々その名の通り磯や海岸の岩場に生息していたのですが、近年内陸の街で数を増やしており、番組では東京の八王子を例にとって取材していました。

この番組で海外の珍しい動物を紹介する時はパターン化していて、動物の紹介(特徴的な生態)?求愛行動と子育て、30分番組なのでこれで時間切れになります。でも今回のように日本にいる身近な動物の場合は、もう少し深めて紹介してくれます。

たとえば、縄張り意識が強いイソヒヨドリが囀る場所(ソングポスト)として街のビルを利用しているとか、海岸沿いの波音にかき消されない音域で鳴けることが、都会の騒音でも意思疎通出来るポイントであるとか。また、そのよく通る声は、彼らが姿形の似てるヒヨドリの仲間ではなく、美声で知られるオオルリなどと同じヒタキ科に属しているからだとか、コンパクトにまとめられてました。

これに付け加えるとしたら、色がブルーで美しいこと。それから、群れないのでカラスやムクドリのようにギャング団視されないことも人の多い都会に馴染めた理由だと思います。

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