鳥虫GIGA

野鳥と昆虫のショートコラム

トンビ

トンビ(トビ)は、一番親しみのある猛禽類です。”とんび”とひらがなで書いた方がイメージがありますね。トンビは、翼を広げると150センチを超え、実はタカ科の代表格のオオタカよりひと回り大きい立派なタカです。大きな体、タカ科特有な強面でありながら、”とんび”という愛嬌のある名前からか、あまりこわいという印象がありません。

小動物の狩りもするけれど、動物の屍肉を食べたり、ゴミをあさったりと、カラスとよく似た食生活をしています。そのせいか、カラスとの争いが絶えません。賢いカラスは少しでも自分達の縄張りにトンビが入ってくると、集団で追い払います。というか、楽しんでいるかのように執拗に追い回します。

では、一対一ではどうなのかというと、それもカラスに軍配が上がります。勝率は昨年の西武VS巨人の日本シリーズ4タテのように10割。決め手は飛行能力です。トンビは飛ぶ時のほとんど羽ばたきません。大きな翼を広げて、滑空して上空から獲物を見つけます。対するカラスは、羽ばたきも滑空もどちらも得意という鳥類でも無類のアスリートで、得意の小回りでトンビを圧倒します。

因みに同じタカ科のオオタカは、カラスを獲物にする時もあるらしいです。圧倒的なスピードでカラスを襲います。こちらは、100m得意のボルトンですね。

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テーマの著者 Anders Norén